コードネーム 音楽理論

コードネームって何?コード表で丸覚えする前に知っておきたいこと

コード(chord)とは、日本語で言う「和音」のことです。和音とは二つ以上の高さの違う音を同時に鳴らした時の響きです。中でも、あるルールに従って選ばれた三つ以上の音の和音には名前がついています。その名前のことをコードネームと言います。

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コードネームが分かると、誰でも似たような響きを再現できるんです。これが何よりも嬉しいこと。たとえ楽譜が読めなくても、大好きなあの曲を「それっぽく」弾けるんですから!

ネットで「ピアノ コード表」と検索すれば、このコードの時はどの鍵盤を押さえればいいのかとか、そう言った情報はいくらでも取ることができます。もちろん、それはそれでどんどんやって頂きたいですが、このブログでは、もう少し、応用が効くように進めて行ければなぁ〜と思っています。

コードネームは役割を表す名前

ポピュラー音楽はクラシックのように、スコアがあって演奏する音のすべてが指定されている訳ではありませんから、そこには演奏者の裁量に任される部分があります。

例えば、ドミソの和音を表すコードが書かれていたとして、それをソドミと弾くか、はたまたミソドと弾くか、これはご自由にどうぞ、と言うわけです。

もっと言っちゃうと、ドミソ以外の音を弾くのもOKなんです。むしろ、ド・ミ・ソだけではカッコ悪かったりします。

例えば、、、

ドミソの和音を表すコードが書いてあったとしても、左手はドを弾いて、右手はシレソを弾いたりします。あるいは左手ドで右手はラレとか。

・・・全然ドミソじゃないじゃん!

 

いやいや、いいんです(笑)。コードは言わば役割を表す名前なんです。ですから、その曲のジャンルや雰囲気に合わせて、指定されたコードの役割の中で音を選んで行ければいいんです。

ただ、それをするにはそこそこ経験が必要です。ですからはじめはドミソを表すコードが書いてあったら「ド・ミ・ソ」と弾けるように練習して行ってください。

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コードはスケールの音で作られている

コードは、基本的にはスケール内の音を積み上げて作ります。ある音を一つ選んで、その音からスケールの音を一個抜かしに選んで上に積んで行きます。

ちょうど、こんな積み木のようなイメージです。

CメジャースケールのCを選んでみると・・・

試しにCメジャースケールのCの音の上にスケールの音を一個抜かしで積んでみましょう。Cメジャースケールを選んだ理由は、シャープもフラットもなし、白鍵だけでできるスケールだからです。

では、音を選んで行きます。

下から順番にC, E, G, B, D, F, Aという順番に積み木が積まれました。下から順番にルート, 3rd, 5th, 7th, 9th, 11th, 13thという風に名前がついています。ルートから数えて3番目の音、5番目という意味です。スケールの音を1個抜かしで選んでいますから、ここは全部奇数なんですね。

ただ、ハーモニー上美しくないので使えない音というのがあります。この場合だと11番目のFはダメとか、

13thのAは1オクターブ下げて6thとして使いましょう、その時は7thのBは抜いときましょうとか、

あるいは、7thのBを使う時はこう、とか、

まぁ、色々細かいことがありますが、まずは3段重ねからやって行きたいと思います。つまり、こう。

そして、3段重ねをマスターしたら、4段重ね、5段重ねと進みます。5段重ね辺りまで進むとかなりカッコいいサウンドが作れますよ。楽しみに進んで行きましょう〜♪

私がコードに興味を持ったワケ

思い起こせば、私がコードに目覚めたのは中学生の頃でした。

子供の頃からクラシックピアノを習っていましたが、コードネームを知りたい!と強く思うようになったのは、中学で音楽部に入って先輩が弾き語りしているのを見た時から。

それまで歌謡曲しか知らなかったのに、いきなりユーミンとか聴いて、

「えーっ。私もあぁいう曲を弾いてみたい!!」

それで、お店によく売ってる「◯◯◯ピアノ弾き語り」なんて曲集を買って来て、ウキウキしながら弾いてみたんです。

 

・・・そしたら、、、

 

ダサい!ダサ過ぎる!!レコード(古いですね)と全然違う!!!

フラストレーション溜まりまくり。それで、雑誌の後ろに付いていたコード表を見ながら、「フムフム、Cっていうのはこれこれの音を弾くわけね」なんて具合に一つずつ覚えて行きました。

ひととおりコードを覚えた後も、「なんかまだダサい。」そう思うたびに少しずつ少しずつ深掘りして行きました。あれから何十年経った今はこんな偉そうに記事を書いていますが、まだまだだなと思います。知らないこともまだまだいっぱいありますし。

でも、5段重ねプラスαくらいまでのことができるようになって、コード弾きがお仕事になったりもしているわけです。なので、このブログではそんな私の辿った道のりもお伝えして行きたいなと思っています。

とは言え、まずは3段重ねから。ここから地道に身につけてまいりましょう〜♪

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