今日もコードの転回形について、深めて行きます!前回は右手で色々なコード(三和音)の第一転回形、そして第二転回形を覚えました。今回は、左手のベース音も含めた形で見て行きましょう。
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両手で弾く時の転回形の考え方
ピアノでコード弾きをする時は、左手でベース音を弾き、右手でコードを押さえます。その時、右手の形にかかわらず、左手のベース音が何の音であるかによって、そのコードが「基本形」なのか「第一転回形」なのか「第二転回形」なのかが決まります。
では、Cメジャースケールの「I」のコードCを例に取って確認しましょう。
ベース音がルートなら、すべて基本形
右手が基本形であったり、第一転回形であったり、第二転回形であったりと、まちまちであったとしても、左手、すなわちベース音がすべてルートを弾いていたなら、その場合は全体として見た場合はすべて基本形ということになります。
上の図のように右手が色々な形になっても、左手のベース音がルートのC音を弾くなら、全部Cの基本形と考えます。
ベース音が3rdの場合は第一転回形
今度はベース音が3rdの場合です。つまり左手がE音を弾く場合は右手の形によらず、これは第一転回形となります。
ベース音が5thの場合は第二転回形
同様に、ベース音が5thの場合、つまり左手がG音を弾く場合は右手の形によらず、第二転回形となります。
分数コードを使えば転回形もしっかり指定できる
ベース音によって、コードの響きはかなり変わって来ます。そこで、ベース音までしっかり指定できる、そんなコードの表記の仕方があります。
- オンコード→例)C on E
- 分数コード→例)C/E
上の表記ではどちらもベース音がE(単音)で、その上に乗っているコードがCということを表しています。つまり、Cの第一転回形という意味です。
では、Cの第二転回形はどのように表わすでしょうか?
- C on G
- C/G
と、書きます。
それでは、基本形の書き方は・・・?
普通に「C」と書きます。特別にベース音の指定がない時は、素直にルートの音をベース音として左手で弾きます。
オンコード(分数コード)はしょっ中出てきますから、覚えてください。分母がベース音です。そして、ベース音は単音です!
分数コードを鍵盤図で確認しよう
ではCのコードを例にとって、左手のベースと右手の転回形の色々な組み合わせを鍵盤図で確認しましょう。
Cのコードの場合
特別にベース音の指定がないので、ルートのC音を左手で弾きます。
<右手が基本形>
<右手が第一転回形>
<右手が第二転回形>
C/E(第一転回形)の場合
<右手が基本形>
<右手が第一転回形>
<右手が第二転回形>
C/G(第二転回形)の場合
<右手が基本形>
<右手が第一転回形>
<右手が第二転回形>
では、ここまでの説明を動画でもどうぞ!
転回形以外にも色々使える分数コード
ベース音を指定できる分数コード(オンコード)を使えば、転回形以外にも様々なカッコイイ響きを作れます。
私が多用している好きなコードは、、、
- G/F (V/IV)
- F/G (IV/V)
- G/C (V/I)
などなど。
まぁ、このコードだけ取り出して聴いても何のことやら、、、やっぱり前後のつながりが大切です!追い追いやって行きましょうね。
まとめ
-
コードが基本形、第一転回形、第二転回形なのかはベース音によって決まる。
- ベース音を指定できる表記の仕方が分数コード(オンコード)。
- 例えばC/E (C on E) と書いてあったら、分母のE音は単音で左手で弾き、分子のCはコードで弾く。
ところで、何ヶ月も歌声のかすれと喘息っぽい咳に苦しんでました。愛犬キャリーのせいでアレルギーっぽくなってるのかも、、、と思って、ルンバ的なものを導入〜。いいですよ、これ!喉も良くなって来ました(マメに掃除しろって話?汗)。
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