1オクターブの中には12の音がありますが、どの音からでもメジャースケール(長音階)ができます。メジャースケール(長音階)とは「ドレミファソラシド」という並び方の音階でしたね。そして、それぞれ隣り合った音同士の音程は全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音となっています。
今日はC(ハ長調)以外のメジャースケールを見ていきますが、もしここまでの所があやふやでしたらこちらで復習してから戻って来てくださいね。▶️長音階を徹底解説!ドレミファソラシドの隣り合った音の音程は?
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シャープ系のメジャースケール
まずは、Cから始まるメジャースケールの復習です。ピアノの白鍵だけをなぞって行けば自然に全 全 半 全 全 全 半の並び方になっていましたね。
Cのメジャースケール(ハ長調)は黒鍵なしに弾ける、ピアノ弾きにとってはとっても楽チンなキー(調)です!
C以外の音から始めようとすると、全 全 半 全 全 全 半に並べるためには必然的に黒鍵を使わなくてはならなくなります。
シャープ1個、Gのメジャースケール(ト長調)
では黒鍵の数が少ない調から順番に見て行きましょう。
まず、CのメジャースケールでCから順番にドレミファソと5つ上がってみてください。するとGになりますね、今度はここをドと考えます。
いかがでしょうか?Gを起点としてドレミファソラシドと弾こうとすると、シでつまづくと思います。シの時に白鍵のFを弾いてしまうとFとGの音程が全音になってしまいます。シとドは半音程でしたね。なので、シャープをつけて半音上げた音であるF#を弾きます。
Gのメジャースケール(ト長調)はシャープ1つです!
シャープ2個、Dのメジャースケール(ニ長調)
では、先ほどのGのメジャースケールのド(G)から順番にドレミファソと5つ上がってください。すると5つめのソはDになりますね。今度はここからドレミファソ・・・と始めましょう。全 全 半 全 全 全 半です!
さっきのGメジャーではシ-ドだったF#-Gが今度はミ-ファに移動してきました。ミ-ファも半音程ですからシャープをつけた黒鍵のままでOKですね!
シ-ドはC#-Dとして新しくシャープをつけないといけません。黒鍵が2つになりました。
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シャープ3個、Aのメジャースケール(イ長調)
同じように先ほどのDのメジャースケールのド(D)から5つ上がると5つめのソはAになります。ここからメジャースケールを始めます。
これまでに既にFとCにはシャープがついてC#とF#になっていましたね。これはもう戻せません。これを戻すと全 全 半 全 全 全 半というメジャースケールの並び方が崩れてしまいます。新たに加わる黒鍵はシすなわちG#です!
シャープ4個、Eのメジャースケール(ホ長調)
先ほどと同じようにAのメジャースケールのド(A)から5つ上がると5つめのソはEになりますね。ではEを起点にドレミファソ・・・と始めましょう。
4つめのシャープがシの所について、D#となりました。
残る黒鍵はあと1つです!
シャープ5個!Bのメジャースケール(ロ長調)
先ほどのシャープ4つのEのメジャースケールのド(E)から5つ上ります。するとBになります。では、ここから全 全 半 全 全 全 半と辿ってみましょう。
新しいシャープはシに当たるA#につきました。ここまで黒鍵が増えると何だか壮観ですね!
さて、、、最後にもう一つシャープをつけてみましょう。
シャープ6個!!F#のメジャースケール(嬰ヘ長調)
先ほどのBのメジャースケールのド(B)から5つ上ります。すると、何の音になりますか?ド-B、レ-C#、ミ-D#、ファ-E、ソ-F#、そう、このF#を今度はドと考えて、ドレミファソ・・・と始めます。
すると、、、シはFの鍵盤となりました!けれど、Fには最初から既にシャープがついてF#となっています。ですからここではE#と考えてください。ずっとシに当たる音にシャープをつけて来ましたね。同じ要領で考えます。
これが最高にシャープがついた状態となります。
実はもう一つ、Bにもシャープを増やしてシャープ7つのC#メジャースケール(嬰ハ長調)を作ることもできます。ですが、これはフラット5つの調であるDbメジャースケール(変ニ長調)と実質的に同じになります。なので、ここでは扱いません。
今日のまとめ
さて、、、結構頭が疲れたのではないでしょうか?ここまでの所をまとめた動画を作りましたので、こちらで理解を深めてくださいね。
ぜひ、ご自分でも鍵盤で実際に音を鳴らしてみてください。次回は残りの6つ。フラット系のメジャースケールとなります。
▶️フラットを使う長調の音階をピアノで弾こう!フラット1〜6個まで
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